2013年8月

 まだまだ夏は続きますが、猛烈な暑さにすでにうんざりですね。こんな暑さは初めてと言っていいような気がします。為す術がないというか、ただもうじりじり焼かれるしかないのかと感じる時さえあります。更に最近はゲリラ豪雨というのか、突然物凄い雷雨に見舞われることがあります。テレビやラジオの言う通り今まで経験したことのないような大雨や雷に遭遇し、またまた茫然とするような感覚を覚えます。
 自然の猛威というと子供の頃は何か遠い場所で起こっているように思っていました。しかし気候変動のせいか、最近では岡山の天候や気象の状況も変わってきています。またこの2年間で、東日本大震災の援助で東北地方へ出向いた方々の経験談に接することも何度かありました。決して人ごとなどではなく、更なる大災害は本当に我々の身近に迫ってきているのかも知れません。
 自然の圧倒的な力に真正面から立ち向かい克服するのは確かに難しいのですが、こちらにも多少なりとも知恵はあります。猛暑でも災害でも、今は出版物やインターネットなどで少し調べてみても、まだ試していなかった対処法の一つや二つは見つかることがあります。地球の気候変動を完全に食い止めたり、災害自体を消滅させたりすることは我々にはちょっと無理でしょう。とはいえ現実とどうにか折り合いをつけて、日々の暮らしに平穏な感じを取り戻すくらいは何とかしなくてはなりません。集めた情報を元に災害時の状況を想像すれば、平素の暮らし方や備えにもまた変化が出てくるはずです。
 我が家では目下の災難はアシナガバチでして、家や車の中にまで入り込んだり家内が足を刺されたりと、どうにも手を焼いております。スズメバチほど攻撃的ではないとか、毛虫を食べてくれるといった面もあるそうなのですが、素人に完全な駆除は難しいようです。対策を人に聞いたり調べたりしながら、この小さな脅威とも何とか共存していこうと思います。

もみじ8月号 四方山話より