2005年5月 |
この文章が皆さんのお手元にわたるときはゴールデンウィークの始めごろでしょうか。仕事の方では今年は長めのお休みをとられる方も多いと聞いております。何かとせわしない年度の終わりと始めの疲れをとる良い機会ではないでしょうか。ところで長いお休みが半分過ぎたとき、「ああ、休みがあと半分しか残っていない」と嘆く人と「お、まだ休みは半分残っている」と考える人と二通りがあるとすれば、皆さんはどちらでしょう。これは世に言う悲観と楽観の違いでしょうが、きまじめとおおざっぱ、几帳面と適当などといろいろな言われ方をするのでどちらがいいのかを簡単に決めるわけにはいきません。けれど長い目でみると「まだ半分あるさ」がなかなか悪くないような気がするのは私だけでしょうか。仕事と遊び、緊張とリラックス、どちらも大切なものですが、身の回りの状況が苦しくなればなるほど、じつは気持ちの余裕や笑顔が大切なように思えます。笑顔とか遊びというものは、不真面目でも手抜きでもなく、いろいろな苦労やストレスに対抗する一つの知恵ともいえるのではないでしょうか。 |
もみじ5月号 四方山話より |