血液透析では1週間に体内で生じる老廃物を週3回、一回4時間程度の透析で浄化しなければなりません。老廃物を血液から効率的に除去するためには、比較的大量の血液(1分間に150〜250ml)を体外に循環させる事が必要です。普通の採血や点滴を行う静脈からとれる血液量はせいぜい1分間数十mlですので、これでは透析は不可能です。このため通常は内シャントとよばれる手術を行います。
このため通常は、内シャントは血液透析を継続するために絶対に必要なものです。しかし、本来はなかった血液の通り道を人工的に作っているので、つまってしまうことがあります(シャント閉塞)。シャントがつまってしまうと、透析はできないので、文字通りシャントは透析患者様の命綱です。内シャントで、うまく使えば10年以上つまらないこともありますが、長期になればなるほど劣化して、つまりやすくなります。
- スタッフにより定期的なシャント状況のチェックを行います。
透析毎に血流量、静脈圧をチェックするとともに、定期的にシャント音等シャントの状態をスタッフにより確認し、問題点があれば、直ちに院長に報告されます。
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