機関紙『もみじ』12月号より | |
腎性骨異栄養症 @ | |
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<原因> | |
A食事中から吸収された、過剰なリンは尿により排泄されます。 B吸収されたカルシウムは尿により排泄、不足の場合は排泄しないようにコントロー ルします。 C血液中のリンが上昇(溜まってくる)すると、カルシウムが低下します。すると、 副甲状腺ホルモンが多く分泌されます。 この4つの因子(活性型ビタミンD,リン、カルシウム、副甲状腺ホルモン)がコントロールしあって正常な身体(骨代謝)をつくっているわけです。 腎臓が悪くなり透析が必要となる前から、徐々にこの4つのバランスが崩れてきています。そのため、透析導入当初から石灰化がみられたり、二次性副甲状腺機能亢進症が始まっていたりするケースもあります。 腎性骨異栄養症の原因をまとめると Aカルシウム、リンの濃度を一定にコントロールできない(カルシウム値の低下、リ ン値の上昇) Bそれに伴い副甲状腺ホルモンが間違った働きをする(副甲状腺ホルモンの過剰分泌 →二次性副甲状腺機能亢進症) ということになります。 |
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<治療法> | |
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