機関紙『もみじ』12月号より | ||||
<胸部レントゲンの必要性について> 胸部レントゲンを月に一回撮るようにしていますがその必要性についておこたえします。 Q.胸部のレントゲンはどうして撮らないといけないんですか? Q.どうして体の中の水分が多くなるのですか? Q.心胸比が大きくてもずっとそのままの体重でいるとどうなりますか? むくみ.血圧上昇.息苦しさ.咳などが出現しやがて肺や心臓にまで水があふれ肺水腫や心不全をおこします。 Q.そうならない為にはどうしたらいいですか? 心胸比をチェックし事前に適正体重を変更することですが、適正体重まで充分除水できていないために症状が出現する場合があります。よりよい生活を送る為に水分・塩分の管理は最も大事なことです。透析間の体重管理の目安として透析日が1日あきで3%、2日あきで5%以内に抑えることが必要です。例えば、50kgの場合、1日空きで1.5kg以下、2日空きで2.5kg以下となります。また、ドライウエイトは患者さんの栄養状態によってもかわるので、一定とは考えずに定期的に見直すことが大切です。 皆さん月に1度は必ずレントゲンを撮るようにしましょう。 |
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