鬼ノ城
屏風折れの石垣
およそ1300年ほど前、大和政権により国土防衛のために築かれた古代山城とする説が有力であす。
鬼ノ城は、標高400mの吉備高原の最南端に築かれています。眼下には、古代吉備の中心地であった総社平野や足守川流域平野を望み、吉備の津(港)も間近です。

第一展望台からの風景
百済の王子・温羅(うら)は備中国の新山(にいやま)に居城を構え、しばしば西国から都へ送る物資を奪ったり、婦女子を掠奪したので人々は恐れおののいて「鬼ノ城」と呼び、都へ行ってその暴状を訴えました。そして吉備津彦がその討伐にやってきて温羅と戦いました。
これが一般的に温羅伝承と呼ばれる説話で、地名もこれに由来しています。

桃太郎の題材となった伝説とも言われています。
礎石建物跡
登りやすい遊歩道が完備され、無理のない登山ができるようになっています。


アクセス
JR吉備線服部駅から徒歩二時間弱 (駐車場までの所要時間)
またはJR吉備線(伯備線)総社駅からタクシーで約三十分
遊歩道