備中国分尼寺
国分尼寺は国分寺とともに鎮護国家を祈るため、天平十三年(741)に聖武天皇の勅願によって建てられた官寺です。
参道
寺域は東西108メートル、南北216メートルを計り、築地土塀で囲まれた境内には南から北へ南門、中門、金堂、講堂などの建物が一直線上におかれた伽藍配置をもっていました。

それらの建物は南北朝時代の戦火で焼失したと伝えられていますが、この尼寺跡には創建時の金堂の礎石をはじめ、南門、中門、講堂、築地土塀などの遺構が現在も比較的良好な状態で保存されています。
礎石
アクセス
JR総社駅からタクシーで約十五分
またはJR岡山駅からバスで約五十分
(中鉄バス山手経由総社行きで国分寺前下車)