食事療法 必勝法!?
皆さんは、献立をどのように活用されていますか?献立表を見た瞬間色々と感じることはあると思います。
・・・が、今回は、献立表の中味。つまり、食事がどのような経過で作られているか説明し、毎日の食事療法に
役立てていただければと思います。ご存知のとおり、1食の栄養素量は決められています。その範囲の中で、
献立をたてていくのですが、そこで注意する事とは...

Point.1
たんぱく質やリンの含有量は、脂身が少なければ少ないほど多くなります。主菜、副菜に入るタンパク源の組み合わせに注意しましょう。
Point.2 カリウムの多い食品が、なるべく重ならないようにすること。
Point.3 香辛料や酸味などを取り入れ、薄味をカバーし味のメリハリをつけることです。
こうして作られた献立をいかにうまく調理していくかが、食事療法を長続きさせるコツでもあります。

調理では、まず下処理をします。

Point.4

野菜は、必ず切ってから水にさらすか、下茹でします。(水にさらす・・・たっぷりの水に30分程度つけておきます。下茹で・・・竹串がかろうじてささるぐらいの硬さまで。茹ですぎると、調理の時点でボロボロになってしまいます。)

次に、野菜をさらしておく時間の間、調味料を計ります。
Point.5

いちいち計量するのは、大変なことですが、分量的な感覚が分かってくるまでは、時間がかかりますが、継続してみてください。

いよいよ、調理です。
Point.6

少ない塩分の中でおいしく仕上げるには、使用できる調味料を全て使いきること。つまり、
@煮汁は、残さずしっかり煮込む。
A調理上でた食材からの余分な水分は、取り除く。
B調味料などの汁気が多い場合は、片栗粉などを使用してとろみをつけ、素材に味をからませる。

   食事療法を長続きさせる(成功させる)Pointは、調理にあると言ってもいいと思います。皆さんも食事療法をマスターし、食生活をより豊かにしてみませんか?

※当院での患者さん向けのため内容を一部修正(削除)しております。